配偶者ビザでSNSはチェックされる?審査に影響する投稿とは
配偶者ビザ(在留資格「日本人の配偶者等」)の申請にあたり、「SNSの内容が審査に影響するのではないでしょうか」と不安に感じる方は少なくありません。
近年ではSNSの利用が一般化していることから、審査との関係について把握しておくことは重要といえるでしょう。
1 SNSが審査対象となるのか
配偶者ビザの審査において、SNSが審査対象と明示されているわけではなく、必ずチェックが行われるわけではありません。
入管は、通常、提出された書類や資料を中心に審査を行います。
もっとも、提出資料の内容に疑問がある場合や、追加調査が必要と判断された場合には、公開情報としてSNSの内容が参考にされる可能性は否定できません。
そのため、SNSが全く無関係とは言い切れないのが実務上の実情です。
2 婚姻の真実性とSNSの関係
配偶者ビザの審査では、婚姻の実体があるかどうかが最も重要な判断基準となります。
この点に関して、SNS上の投稿内容が、提出書類の内容と矛盾している場合には、不信感につながる可能性があります。
例えば、夫婦として同居していると申請しているにもかかわらず、SNS上では別々に生活しているように見える投稿がある場合や、交際関係が確認できないような内容が継続している場合には、婚姻の真実性に疑問を持たれる可能性があります。
3 審査に影響し得る投稿の特徴
SNSの投稿が問題となるのは、その内容が申請内容と整合しない場合が多いといえます。
例えば、別の異性との親密な関係をうかがわせる投稿や、夫婦関係が破綻しているように見える内容がある場合には、審査に影響を及ぼす可能性があります。
また、居住地や生活状況に関する投稿が申請内容と異なる場合にも、整合性の観点から疑問が生じることがあります。
入管審査では一貫性が重視されるため、SNS上の情報も含めて矛盾がないことが重要です。
4 実務上の対応の考え方
配偶者ビザ申請にあたっては、SNS対策として特別な操作を行うというよりも、提出書類と実際の生活状況が一致していることが最も重要です。
日常的な投稿についても、虚偽の内容や誤解を招く表現がないかを意識することで、不要な疑念を避けることができます。
結果として、全体として一貫性のある状況を維持することが、審査上の信頼性を高めることにつながるでしょう。

























